カオスクッキング倶楽部

ウェディングドレスの黒髪清楚系をバックではめたおした件|d_554353| 結婚式場の施設管理者という仕事は、決して楽なものではない。朝から晩まで、会場の設備保守に追われ、空調や音響などの機器がすべて問題なく動いているか、何度も確認を繰り返す。結婚式当日の朝は特に忙しく、ほとんど一日中走り回っているようなものだ。式場内で一つでも不具合があれば、その後の式進行に影響が出るから、最初から最後まで一切気を抜けない。時には、新郎新婦の希望通りに会場の配置を変えたり、急遽リクエストされた照明や音響を調整したりすることもある。会場の装飾や花の配置も、全てが完璧でなければならない。『これでうまくいくはずだ』と思った矢先に何かがうまくいかず、冷や汗をかきながら再調整をする日々が続く。結婚式は一生に一度の大事なイベントだから、何かが狂えばすべてが台無しになる可能性がある。そのプレッシャーの中で、私は日々目の前の仕事をこなしていく。そして、何よりも厄介なのがそのストレスだ。何十人、何百人ものゲストが集まる場所で、何もかもが順調に進まなければならない。式の最中にエアコンが効きすぎてゲストが寒そうにしていたり、音響がうまくいかずに音が途切れたりすると、その場で即座に対応しなければならない。時には、花嫁のドレスが会場の入口で引っかかってしまうような小さなトラブルにも迅速に対処する必要がある。こうした緊張感の中で、何も問題がなく式が進んでいけば、ほっと一息つけるが、その瞬間が来るまで気を抜くことはできない。確かに、お祝いの場で人々が幸せそうにしている姿を見るのは嬉しいことだが、裏方で支える者としての責任は重い。全力を尽くして式を成功させることが最も大切だと分かってはいるが、その分、日々の疲れは溜まる一方だ。そんな過酷な日々の中で、唯一の楽しみがあった。それは、ウェディングドレスを着た女性たちを見る瞬間だ。もちろん、私は式場のスタッフとして、新郎新婦が最高の一日を過ごせるようにサポートするのが仕事だ。だが、どうしても、華やかなウェディングドレス姿の女性たちが会場に現れると、目が行ってしまう自分がいる。美しいドレスを着て、恥ずかしそうに微笑んだり、緊張しながらも幸せそうな表情を浮かべたりする姿を見ると、胸が高鳴る。これもまた、結婚式という特別な瞬間に立ち会う醍醐味の一つだと言えるだろう。会場を華やかに彩るその姿を目にすると、つい見とれてしまう。冷静でなければならないという職業上の責任をわきまえつつも、心の中では『こんな美しい女性を間近で見ることができる仕事って、ちょっと得した気分だな』と感じてしまうのだ。特に、ドレス姿の花嫁が少し照れながら、父親と手を繋いで入場するシーンなどを見ると、その純粋で幸せそうな表情に、仕事の疲れが一瞬で吹き飛ぶような気がする。結婚式場で過ごす毎日は、予測不可能なトラブルがつきまとうし、気を抜ける瞬間はほとんどない。それでも、こうした美しいシーンを見られることが、どれほど私にとって癒しとなっているか、改めて実感する。もちろん、私はプロとして冷静さを保ち、全力で仕事をこなすことが最優先だ。それでも、この『目の保養』だけが、毎日の忙しさとストレスを少しだけ和らげてくれる瞬間でもある。そして、式が無事に進行し、無事に終わった後には、達成感とともにその美しい光景が胸に残る。もちろん、それが直接的な報酬ではないことは分かっているが、結婚式場の裏方として働く者としては、こうした『目に見える幸せ』が自分を励ましてくれるのだ。

リクルートスーツのギャルをバックではめたおした件|d_553671| 後輩の就活指導をしていると、どうしても疲れてしまう。最初は後輩たちのために、自己分析や企業研究のアドバイスをしてあげるのも悪くないと思っていた。しかし、時間が経つにつれて、その繰り返しがだんだんと重く感じるようになる。後輩の一人が、あの企業にはどうしても入りたいと言い出したときには、もう何度目だろうと内心でため息をついてしまった。自己分析を何度もやり直させ、企業研究の深堀りを促す。さらに、就活の合間にあちこちで耳にする人間関係の愚痴。『バイト先の上司がこうで、友達がこうで、家族がこう言ってきて…』と、まるで自分がその愚痴の受け皿にされているかのようだ。最初は『頑張れ』と励ましていた言葉が、だんだんと空虚に感じる日々。心の中で『もう一人でやってくれよ』と叫びたくなることもある。そんな状況でも、なぜか指導を続けている自分がいる。それは、どこかで『自分が手伝わないと後輩が困る』という責任感が根底にあるからだろう。でも、どんなに頑張っても、結局は疲れが溜まる一方だ。そんな中で、唯一の楽しみがあった。それは、リクルートスーツ姿の後輩たちを目の前にした瞬間のことだ。特に、ちょっと照れくさそうにしている後輩の姿を見ると、どこか心が軽くなる。『この子、まだ学生なのにもうこんなにしっかりしているんだな』と思いながら、つい目で追ってしまう。普段は見せないような緊張感を持っているその姿が、どこか新鮮で、時折、妙に魅力的に感じる。しかも、こういうシーンで後輩たちが真剣にアドバイスを受けようとする姿を見ると、何だか無意識に指導に熱が入ってしまうことがある。『もっと頑張らないと』と自分に言い聞かせながら、つい過剰にアドバイスをしてしまう自分に気づく。後輩たちは気づいていないだろうが、内心ではついその姿に見とれている自分がいる。それでも、後輩たちが少しでも前向きに就活を進めていく姿を見届けることが、結局は自分のモチベーションにも繋がっていくから、不思議なもんだと思う。疲れた心に、このちょっとした目の保養がどれほど癒しになっていることか。それに、後輩たちに指導をしているつもりが、気づけば自分が成長している部分もある気がしてくる。もちろん、最初は『めんどくさいな』と思いながら始めたことだが、今ではそれなりに楽しみも見出している。ただ、時々その『楽しみ』が、指導の本来の目的をちょっと忘れさせてしまうのが悩ましいところだ。